ごあいさつ
ブログをご覧いただき、本当にありがとうございます。現役慶應生の”ゆい”です。
今回は、「一人で英検準1級の勉強をしなくていけない」という高校生・大学生に向けて、4技能ある英検の勉強する順番と勉強方法をお伝えします!英検は塾や予備校、学校で授業が設けられている場合が少なく、一人で勉強する時間が長くなります。そこで、勉強方法や順番を間違えて遠回りしてしまわないよう、私の経験に基づいてお勧めの勉強方法を共有します!
「とりあえず大学受験で英検利用を目指している」「部活、サークル、バイトなどで忙しくて、合格できるか不安」と悩んでいる全国の高校生・大学生はぜひご覧ください!
☟☟ゆいの実績☟☟
- 慶應義塾大学 現役合格(一般入試)
- TOEIC 910点(Listening 455 / Reading 455)
- 英検1級(Listening 691 / Reading 698 / Writing 671 / Speaking 664)
☟☟目次と結論☟☟
- なぜ英検1級を目指すのか ➤ 単位認定・留学・就活・箔をつける
- こんな悩み、ありませんか? ➤ 一人で勉強しなくてはならない
- 前提として… ➤ R→L→WSが最短ルート
- 各セッションの勉強方法・オススメの参考書
- 早速、実践に移りましょう! ➤ 「ゆいが提案する勉強法を見てみる」など、少しずつでOK!
- Instagramのフォローもお待ちしています
あ
そもそも、なんで英検準1級を目指すのか
理由は4つあると思います。
単位認定
大学生の場合、自分の大学が英検を単位認定の証明としている場合がありますので、調べてみてください。英語の授業を延々と受けるのが退屈だという学生は、いっそのこと英検1級を取得し、活かせる英語を体得するのもアリだと思います!(なにせ出席せずとも単位がもらえるので効率的ですよね笑)
留学
私は留学経験がないことが相まって、TOEFLやIELTSしか知らなかったのですが、「英検 留学」と検索してみると、公式が英検での留学を推奨しています。調べてみて、興味がわいてきたら英検を取得してみてもいいかもしれませんね!
就活での武器
TOEICと並んで知名度の高い英検で最上位の級を取得しているとなると、英語力の証明はもちろん、向上心や目標達成能力の高さの証明にもつながります。単に「英語ができる自分」というだけでなく、「目標を立て、困難にも立ち向かえる自分」になれることも魅力の一つだと思います!
自分に箔をつける
大学生は周囲の学生よりも英語力が高いことの証明になり、言わずもがなだと思います。(経験がないのに恐縮ですが、)社会人にとってみれば、例えば資格手当をもらえたり、4技能をまんべんなく使えることの証明にもなり転職の際に有利に働くことだってあるかもしれません。(私は「英検1級を持っている自分ってカッコイイ」と思って勉強して取得しました!)
あ
こんな悩み、ありませんか?
このように、さまざまな理由から受験されている英検ですが、困ったことがあります。
それは、多くの場合一人で勉強しなくてはならないことです。大学生の場合、大学では英検講座のようなものを見かける機会は少ないと思いますし、学校のように親しい先生がいるわけではありません。(むしろTOEICの方が重視されているという大学もあるようです。)
ましてや社会人ともなれば、忙しい日々の中でスキマ時間を縫って勉強することを考えると、いかに一人で考えて勉強しなくてはいけないかが目に見えてきますよね…
そこで、独学で勉強せざるを得ない皆さんに向けて、「どこで点を稼げばいいか」といった方向性を示していきます。これを参考に、「やるべき勉強は何なのか」を常に見極め、最短ルートで合格して欲しいと思います!
あ
前提として…R→L→WSが最短ルート
私の経験上、【R (Reading) → L (Listening) → W (Writing) / S (Speaking) 】が最も効率よく、かつ実力を上げていった勉強の順番です。
おそらく、何となくであれ多くの人が共感できたのではないでしょうか。しかし、ここがとても重要なポイントだと思っています。というのも、どんどん習得が難しくなっていくため、順番を間違えると「なんで英語ができるようにならないんだろう」、「私って勉強しても無駄なのかな」と思い込んでしまい、諦めてしまうことにつながるからです。
ここでは、ひとまず【R (Reading) → L (Listening) → W (Writing) / S (Speaking) 】が最短かつ最も習得のはやい順番だと理解しましょう。
では、それぞれの技能をどのように伸ばしていけばいいのでしょうか。以下を参考に、今日・明日からの勉強に取り入れてみてください!
あ
Reading勉強法
①単語・熟語の勉強法
市販の参考書1冊で本当に十分なので、何かを買っておきましょう。「パス単」や「キクタン」などの王道を使っておけば間違いないはずです。私は大学で1級を取得するまでパス単勢だったので、迷った人には「パス単」をお勧めしておきます!
以下に、私がおススメする単語・熟語の勉強法を記しておきます!
- 「英語→日本語」の音読を2回ずつ、見開き全部をこなす
- however「しかしながら」、however「しかしながら」、のように
- 見開きの日本語を赤シートで隠してテスト
- 2秒以内に答えられた単語に✔を付ける
- できなかった単語のみ1.から繰り返し、答えられた単語に✔を付ける(ここまでを繰り返す)
- 寝る前に総復習
- 1回で答えられた単語に2回目の✔を付ける
~~就寝~~
- 朝のうちに、昨日の就寝前に2回目の✔が付かなかったもののみ復習
- 新しい範囲を昨日と同じように繰り返す!
あ
また、おすすめのペースは以下の通りです。
- 1日目・2日目は上記を繰り返す
- 3日目は1日目・2日目の範囲を総復習
- 4日目・5日目は上記を繰り返す
- 6日目は4日目・5日目の範囲を総復習
- 7日目は今週の分を総復習
一定期間ごとに復習を挟み、常に忘れないことを心がけましょう!
あ
②文法の勉強法
文法については、過去問の大問1で10問以上安定して取れない方は、参考書もやっておくことをお勧めします。文法ができていない場合、長文にも影響を及ぼすので、「急がば回れ」の精神で着実に身に付けましょう。文法の参考書は、主に「解説系」と「問題系」に分かれます。あくまで目安ですが、以下を参考にして自分に合った参考書を見つけてみてください!
- 解説多め・丁寧な解説付きの参考書をおすすめしたい人
- 大問1がおおむね9問以下
- 問題解く系の参考書をおすすめしたい人
- 大問1がおおむね12問以下
あ
以下に、私がおススメする文法の勉強法を記しておきます!
- 問題を解き、間違えた問題に✔を付ける
- 解けた問題 ➤ 正解になる理由を自分の言葉で説明する
- 間違えた問題 ➤ 解説を読み、正解になる理由を自分の言葉で説明する
あ
また、おすすめのペースは以下の通りです。
- 1日目・2日目は上記を繰り返す
- 3日目は1日目・2日目の範囲を総復習
- 4日目・5日目は上記を繰り返す
- 6日目は4日目・5日目の範囲を総復習
- 7日目は今週の分を総復習
単語・熟語と同じく、一定期間ごとに復習を挟み、常に忘れないことを心がけましょう!
あ
③構文(英文解釈)の勉強法
英検1級は、正直準1級とは桁違いの難易度だと感じました。特に、SVOCや倒置などの文構造を見抜くすべを高度に身につけいているかで文章理解に大きな差を生んだと実感しました。
そこで、英検1級でも構文の参考書もやっておくことをお勧めします。(すでに構文の参考書をやっている方はそれを継続しましょう。また、大学生は本屋さんで以下の参考書をのぞいてみて、構文の勉強をするかを決めるのがいいと思います。)
参考書選びで悩んでいる場合、私は「基礎英文解釈の技術100」と「ポレポレ英文読解プロセス50」をおススメします。英文解釈についてはさまざまな参考書が出ており、難易度もバラバラなので迷いますよね、、
「基礎英文解釈の技術100」は基礎からある程度の難問まで網羅されていて、英検1級の土台固めにピッタリだと感じています。また、「ポレポレ英文読解プロセス50」は早慶等の最難関大学受験者も愛用する参考書と言われており、高難易度な構文を体得できます!
参考までに、勉強方法は以下の通りです。
- 問題を解く
- 解説を理解し、自分の言葉で説明できるようにする
- 完璧に理解した状態で音読を5回
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また、おすすめのペースは以下の通りです。
- 1日目・2日目は上記を繰り返す
- 3日目は1日目・2日目の範囲を総復習
- 4日目・5日目は上記を繰り返す
- 6日目は4日目・5日目の範囲を総復習
- 7日目は今週の分を総復習
単語・熟語と同じく、一定期間ごとに復習を挟み、常に忘れないことを心がけましょう!
あ
④長文の勉強法
準1級までであれば長文の参考書は不要とお伝えしてきました。しかし、1級だとそうはいかなかったのが私の現実で、長文も参考書に頼っていました。オススメは「英検1級長文読解問題120」です!私も愛用した経験があり、短く比較的容易な文章題からスモールステップで着実にスコアを伸ばせる参考書でした!
仕上げの過去問は「英検1級 過去6回全問題集」を使いました。王道と言えば王道ですが、だからこその安心感もあり、継続できました!
一方、どうしても不安が残る場合は
文法の時と同じですが、以下に私がおススメする長文の勉強法を記しておきます!
- 問題を解き、間違えた問題に✔を付ける
- 解けた問題について、正解になる理由を自分の言葉で説明する
- 間違えた問題の解説を読む
あ
Listeningの勉強法
①問題を解き、解説まで理解する
ひとまずはほとんどの勉強と同じです。問題を解いたら解説を読み、理解しましょう。ここで大切なのが、
- 「解説を言語化して自分で説明できるか」
という点です。「なるほど!」と理解することも大切ですが、そのあとで自分の言葉で説明できるかはさらに大切です。
自分で説明できるということは完全に理解できている証拠なので、なぁなぁで進めた場合と比較すると、定着度に雲泥の差が現れます!(私も経験済み)
あ
②スクリプトを見ながら音声を聞く(2~3回)
ここでの目的は、音声を聞き取れるようになることです。
①の段階で自分の言葉で説明できるようになったら、今度は音声を使った学習です。スクリプトを見ながら、聞き取りにくい箇所(音がつながっていたりする箇所)や、問題を解いた際に何と言っていたかわからなかった箇所などを確認するイメージで、最低2回はスクリプトを見ながら音声を聞きましょう!
スクリプトを頼りに音声を聞き、スクリプト通りに聞こえるようになってきたら、いよいよ最終段階です。
あ
③オーバーラッピング(3回程度)
ここでの目的は、音声を聞く精度を高めることです。オーバーラッピングとは、スクリプトを見つつ、音声に重ねて自分も声を出すことです。これをすると
- 音声を聞くことで純粋にListening力が高まる
- 実際に声を出すことで前から後ろに返り読み(聞き)しない癖がついて、Listening問題への適応度が上がる
といったメリットがあり、私イチオシの勉強方法です。大学受験・英検・TOEICとすべての勉強に使ってきた方法で、確実に成績が伸びたものなので、ぜひ使ってみてください!
※シャドーイングという勉強方法もあります。スクリプトを見ず、音声のすぐ後を影のように追いかけて声を出すものです。私にとってこれは負担が重かったのでやったことはありません。シャドーイングで勉強したいんだという高校生は、学校の先生や塾・予備校の先生にコツを聞いてみてください!
あ
オススメの参考書は?
2級までであれば過去問を解くだけで十分でした。しかし、2級と準1級では雲泥の差があると私が感じたように、多くの人にとってハードルが高くなるのを実感すると思います。そこで、以下の要領で、「過去問を何回も復習するだけで十分な人」「参考書で解き方などを学んでからの方がいい人」を分けてみました。ぜひ参考にしてみてください!
- 過去問を何回も復習するだけで十分な人 ➤ 18問以上安定して取れる人
- 参考書で学習してから過去問に取り組んだ方がいい人 ➤ 17問以下で止まってしまう人
前者にオススメなのは、「英検1級 過去6回全問題集」を使いました。王道と言えば王道ですが、だからこその安心感もあり、継続できました!
後者にオススメなのは、『最短合格! 英検1級 リスニング問題 完全制覇』です。私も1級取得の際にお世話になりましたが、豊富な解説・勉強法の掲載・Listeningあるあるの悩みと解決策など、問題を解くだけでなく+aの情報がとても豊富に盛り込まれており、実力アップ間違いなしだと思います。私のオススメはコレ1択です!
あ
Writing・Speakingの勉強法
①例文暗記
※私が定義する例文は、「単語帳・学校の教科書・例文専用の教材などに掲載されている短い英文」を指します。「これって例文にあたりますか?」などの質問があれば、写真とともにInstagramのDMでお気軽に質問してみて下さい!
Writing・SpeakingがReading・Listeningと大きく異なる点があります。それは、「インプット型」か「アウトプット型」かという点です。
Reading・Listeningは、書いてあるものを読んだり話されるものを聞いたりする点で「インプット型」です。既に書かれているものを読む・話されていることを聞くだけなので、特に2級レベルだと、「英語は話せないけどなんとなくわかる」といった状態に陥りがちです。
しかし、自分で書いたり話したりする「アウトプット型」のWriting・Speakingはそうはいきません。正しい英語を使って文を組み立てなくてはいけません。そこでまず大切なのが、「例文暗記」です。例文暗記のメリットは、
- 「正しい」英語の感覚を作ることができる(私が一番実感した効果)
- 単語を入れ替えるだけで様々な文章が作れるので、汎用性が高い
だと考えています。1.については、日本語と全く性質の違う英語を正しく頭にストックしておくことで、新しい文を組み立てるときにとても役に立ちます。私は「なんとなく文を組み立てているつもりなのに、正しい英語で書けている・話せている」という状態になったので、本当に例文暗記はおすすめです。
2.については言葉の通りで、単語を入れ替えるだけで他の意味を持つ文章になるので、読み聞きにも効果的なメリットだと思っています!
あ
②音読の徹底
音読は、書いてあるものを読む勉強であるとはいえ、初歩にして重要な勉強だと思っています。音読する際には、意味の区切りや文法構造などに着目しながら声に出す必要があるため、実際に文を書いたり話したりする際の予行練習ともいえます。
練習方法としては、以下が主なものだと思います。
- 単語帳 ➤ 覚えた英単語に付随している例文を音読する
- 英文解釈の参考書(後述) ➤ 難易度の高い英文を掲載しているので、問題を解くだけでなく音読までできると、習熟度が格段に高まります(私も経験済み)
「あまり音読の時間が取れなそうです」という方は、より英文を読めるようになって欲しいという思いを込めて、英文解釈の参考書の音読を優先しましょう!
あ
③過去問を使って書く・話す
例文暗記や音読を通して様々な表現をストックし、英語に慣れる過程ももちろん大事ですが、みなさんもお分かりの通り、やはり実際に書いたり話したりすることもとても重要です。
「この英語正しいのか?」と思ってしまい、最初のうちは全く書けない・話せない状態だと思います。(「少しでも書けた・話せた」というのであれば、それはとてもすごいことだと思います。)
ですが、間違いだらけでもいいからとにかく書いたり話したりしてみましょう。たとえ書いたり話したりした英語がまったく正しくなくても、自分一人なら恥ずかしくないですし、1級を目指す同志がいるのであれば、お互いに高めあっていけるでしょう。
大学生なら、まずは留学生と交流したり、同志と普段から英語で会話するなんて遊びをやってみるのもいいかもしれませんね!
最初は勇気のいることだと思いますが、積極的に話してみることで自然と恥ずかしさもなくなり、1カ月もすれば、現状より格段にスラスラと話せる日が来るはずです!
あ
オススメの参考書は?
私も使用経験がありオススメなのは、「最短合格! 英検1級 英作文問題完全制覇」もしくは「英検1級 面接大特訓」です!
どちらも解説や例文が豊富で実践的だと感じました。正直なところ、1級はWritingもSpeakingも似たような形式なので、どちらか1冊を極めるというのもアリだと思います。書店やAmazonなどで見てみて、合いそうな方を選んでみてください!
あ
早速、実践に移りましょう!
多くの大学生は部活をしたり遊んだり、青春を送るのに精いっぱいだと思いますし、私もその気持ちがすごくよくわかります。また、社会人の方は本業が大変で、勉強はあくまで片手間になってしまうかもしれません。なので、いきなり色々なことをビシバシやったほうがいいとは思いません。
「とりあえず本屋さんに寄ってみる」「ゆいが提案する勉強法を見てみる」など、少しずつ行動に移せれば良いのかなと思います。
全国の大学生、社会人の皆さん、頑張れ!!
あ
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